きたきた「ピープー」!

今日は朝早くから強い風がピープーと吹いていました、いよいよ来たーと言う「木枯らし1号」だったそうです!  朝のうちは曇って雨もパラパラと降っていたようですが、お昼近くには北の方から雲が切れて、お日様が顔を出してきました! が、でもやはり今日はサブかったー、ですよね?
北海道の札幌だけでなく函館も雪化粧で、北陸地方や長野、関東の山沿いでは雪が・・・、いよいよ冬将軍押し寄せてきたようですよ!  この分で行くと予報通り今年は横浜も「雪」あるのでしょか・・・?
この寒さと乾燥で先日から書いておりますように咳や鼻水など風邪の症状の方を沢山見受けられますが、その中で先日も書きました「マイコプラズマ肺炎」なんて言う厄介な病気が大流行してきているようです!  原因菌はその名の通りに「マイコプラズマ」と言う細菌ですが一般には乾いた咳と発熱で、熱は下がってもそのしばらく咳が続く!  こんな時はこの「マイコプラズマ肺炎」を疑っても良いそうです・・・、そして肺炎全体の2割近くを占めるそうで、俗に「うつる肺炎」と・・・!
世界的にも3年~8年ほどの周期で流行が繰り返され、日本では1984年、1988年と大流行をして「オリンピック肺炎」などとも・・・、その後しばらくは落ち着いていたのですが2011年、2012年と連続で大流行が起こり、そして今年2016年と4年ぶりに・・・!
1988年以降この病気が静まっていたのは、丁度この時期にできた良い抗菌剤が効果を出し、それにより抑えられていたのではと言われ、それがここに来て「菌もさるもので!」この抗菌剤に対する抵抗力を持つ耐性菌が現れ、徐々にその数を増し現在はその範囲50%と推定され、これにより再び「オリンピック肺炎=五輪肺炎」が復活…では? とも・・・
この菌が広がるのは咳やクシャミなどの「飛沫感染」と細菌が着いた手すりや皮膚、粘膜に触れることによる「接触感染」です、ただ意外と弱っちく、石鹸などで良ーく洗えば除菌が出来、熱にも弱いのでその感染力は弱い方なのですが、ただ一番かかりやす年齢と言うと6歳~12歳のお子様と言われており、これはやはり学校などでの集団での生活においてうつってしまうと言われております、ただお子様だけでなく赤ちゃんから大人まで広くかかるので、もちろん家庭での予防も大切に・・・!
また中には自分は丈夫で100%健康?なんて方もいらっしゃるかもしれませんが、この「マイコプラズマ肺炎」はその健康に自信がある方や若い方がなる確率が高いとも言います、それはマイコプラズマが身体に入るとまず人間の体には「免疫機能」と言うものがあり異物を排除しようとする、その時に先ほどの若い方や健康?とおっしゃる方はその「免疫機能」が過剰に働く事で強い炎症反応が現れ、それが肺にも起き「マイコプラズマ肺炎」の症状になってしまう!という事なのです、また急性期には喘息の様な症状にもなるので、もともと喘息をお持ちの方や既往症がある方は特に要注意なのです!
そして一番はかからない様にまずは予防となるわけですが、先ほども書きましたが、その感染力は弱いので、まずは「手洗い」です、と言っても外に出ればドアに触る、電車やバスなど乗り物のつり革、椅子、水道の蛇口・・・と、とてもとてもですが! それでも予防にはその「手洗い」はまめにした方が良いという事に、さらには「マスク」、もちろん厳密には顔との隙間を作らない様な物で、さらに注意しないといけないのは、そのマスクを取る時にはマスクの表面にも菌が付いているので頻繁に触ると手についてしまい・・・、そこから!なんて事も・・・?
ですからマスクを外すときには耳にかけているゴムや紐をもってと・・・!  イヤイヤ、面戸くせーでは・・・?  でも、学校や保育園、幼稚園、会社など限られたところで「でたー!」、その時にはそのくらいの用心が・・・!
ともかくこれからは「マイコプラズマ」だけでなくても、「インフルエンザ」など、いつ大流行に・・・?の時期になります、くれぐれも今からの予防で、せめて帰った時には必ず「うがい」と「手洗い」を習慣に・・・、です!
地域の「かかりつけ薬局」の「サン薬局」です!