昨日、一昨日この冬一番の寒さ・・・!何て言っていたと思うと、今日のこの打って変わっての暖かさ・・・? まったく着いて行くのも大変では? よく春のころには「三寒四温」などと言い、だんだんと暖かくなる・・・なんて言いますが、今は反対で「一温二寒?」で寒さが近づいているのでしょうか?
そんなこの寒さで、でしょうか? 風邪などひいて咳や鼻水の方も多く、また先日の「マイコプラズマ」なんて言う物も、ほかにも「流行性耳下腺炎」一般にはおたふくかぜ、なんて言われる病気も出ているようです、そんな熱はないが、咳や鼻水と言う方の中には「秋のアレルギー」なんて方もいらっしゃるようです! 春の時には大丈夫だったのに、この秋になりいきなりクシャミと鼻水が・・・! なんて声も聞こえて来ております!
そうなんですよ「アレルギー性鼻炎」と言うと、名高いのは「スギやヒノキ」などによるものが多い春が・・・ですが、この秋にも「ブタクサやヨモギなど」のキク科の植物によるもので「花粉症」という事もあるのです! ただ秋のアレルギーの原因になる「ブタクサやヨモギ、カナムグラ」などは繁殖力が非常に強く道端や土手などチョットしたところにも群生しております、ただその花粉の飛散する範囲と言うと春のアレルギーの原因「スギ花粉」などはその飛散範囲は数十キロと言いますが、それに比べると数十メートルと狭く、限られたところだけなので、もしもそんな秋のアレルギーをお持ちの方はまさに「君子危うきに・・・」で、近づかない! と言うのが一番・・・です!
そして最近特に目立って空き地や放棄畑や道路の端っこ、駐車場の土手やチョット隅っこなどに咲いている黄色のお花・・・? ご存知ですか?今まさに盛りでチョットしたところで目にしますよね? あれ名前は「セイタカアワダチソウ」、よく世間ではこれもこの秋の時期の「アレルギーの元凶」の花!と言われております!
元々は北アメリカが原産の植物で、初めは観賞用で導入されたと言われます、そしてこの植物は地下部のところから「アレロパシー」と言う物質、これは種子の発芽を抑える働きがあり、これにより他の植物が繁殖できず、このために自分たちの純群落を作りその周りに一杯咲いているようになるのだそうです! その為に意外や場所によっては大きな群落を作るので「きれいな花!」と思われることもあるそうですよ・・・?
でも、「アレルギーの元凶」・・・? と思われて忌み嫌われているのですが、実はこれ「濡れ衣」デタラメなのだそうです! この言われは、やはりあまりにも旺盛な繫殖力で群生しているので「目立ったせいなのでしょうね?」
「セイタカアワダチソウ」はアレルギーの素となる「グタクサやヨモギ」の様に花粉が風により飛ぶ「風媒花」ではなく、この花の花粉は重くその形も風で飛ぶことはほとんどなく、昆虫により運ばれる「虫媒花」と言う種類の花なのです!
その嫌われ者?とは違い実は意外な薬効があるのですよ! その働きは人の身体から悪い物を出してしまうという力が、ですからアトピーや喘息に、また人工透析をしている方の腎臓病の「浄血」を助けたり、乾燥肌がひどくなった時の「サメ肌」などの時の「細胞に活力を付ける」など、また悪い物を身体から出すという所から、毒ガスなどを吸った時にもその毒を外に排出するという助けをしてくれるそうです!
ねー、見ると聞くとは大違いで、人には良いことはしても決して悪い事をするような「奴」ではないのです、どうですか・・・? 意外とお近くの道路わきに咲いておりませんか? もともとは「観賞用」だったという事ですから、ひとつ何本か切って来て、飾ってみては如何です・・・? もしもですよ?それを見てクシャミや鼻水が出るようでしたら、それは思い込みからですから・・・!
どうぞその時には「セイタカアワダチソウ」に代わって説明し・・・、そしていかに人のためになる植物かを教えてあげて、今までの「濡れ衣」を晴らしてあげて下さいね!
地域の「かかりつけ薬局」の「サン薬局」です!