もー、8月でこのアッツーい夏も終わり・・・? ですが毎年夏が来ると言われている「熱中症」! 特には乳幼児や年配の方は注意が必要と言われ続けておりますが、名古屋工業大学と東北大学の研究チームが、この「熱中症」の幼児の危険性についてスーパーコンピューターを使ったシミュレーションを発表しました!
それは3歳児に限っての物で、気温が38度晴れた日のアスファルトの道路を歩いた時の危険性で、3歳児を身長100センチ、体重13キロと具体的にしております、その子供が気温が38度の時の道路を散歩すると、体温は29分後には1度上がり、発汗も続き「熱中症」の危険が高まる! という事で、その後46分経つと体重の2%の水分が失われ初期の脱水症状になるそうです!
更に気温が2度低い36度であると37分で、34度でも50分後には体温が1度上がったそうです、ちなみに同じ条件で身長172センチ、体重65キロの大人であると体温が1度上がるまでには、気温が38度で50j分、36度34度の時は1時間歩いても1度上がらないそうです、意外と考えない道路からの「照り返し」ですが結構身体に対する影響が大きいのです!
歩かなくてもバギーなどに乗っていても同じように影響を受けるのでしょう、連れている親御さんは上からの日射しをカバーしているから大丈夫と思っているかもしれませんが、意外な伏兵?が・・・、まして乳幼児は多少身体がだるくなったりしても、それを口に出して言えないと言う事もあります、夏休みも、もーすぐおしまいと言っても、まだまだこれから残暑が残ります、散歩で帽子を被っているから、とかバギーで上に日除けが付いているからでは安心が出来ないのです、大人の方はやはり注意して外出の時にはなるべく「日陰を!」、そして「まめに休みながら水分補給を」しましょう!
そしてそんな時には必ず出てくる「経口補水液」ですが、もちろん幼児なども1日300~600mlを目安に少しづつは良いのですが、この「経口補水液」もともとは熱中症の為に! ではなかったのですよ、作られた始まりは、時期も夏と反対の冬用としてで、それは「ノロウィルス」などの流行により下痢やおう吐により身体の水分が失われ、脱水症状になるのを防ぐためで、脱水状態になると水だけでなく塩分やナトリウム、カリウムなども足らなくなるのを補えるように考えられたのです!
そこから「発展途上の国」などで流行る病気「コレラ」ですが、この病気は実際にはコレラ菌による毒素でなく、ほとんどが脱水症状からと言うのが分かっており、まずは食塩の濃さを血液と同じくらいにした「生理食塩水」を点滴すれば助かると言う事が分かっておりました、しかし途上国ではその資源も設備も人も足りないという事で、この「経口補水液」が使われるようになり、なんと今まで30%を超えていた死亡率が4%以下に劇的に下がったそうです!
まさに「命の水」ですよね! と言ってもこの「経口補水液」軽度や中等度の脱水状態の時に使う物です、普段の水分補給はスポーツドリンクや自家製の手作りドリンクで良いと思います! 要はまめに補給という事です!
まだまだ暑さが続きます、くれぐれも体調管理、お気を付け下さい!
地域の「かかりつけ薬局」の「サン薬局」です!