はんなつしょう?

今日は7月1日「半夏生」と言う日だったのですよ!  「はんなつしょう?」=夏が半分・・・? とお思いに?
確かに読みはともかくとして、その意味は「当たらずとも遠からず?」でしょうか!  「半夏生」のもともとの意味は、暦の上では梅雨明けの時期を迎え、この日を境に晴れの日が続き、イネが良く育つとされ、そのために「田植え」の目安として、この日までに田植えを済ませてしまうと言う、一つの田植えの終える目標にしていた日で、丁度このころに「カラスビシャクク」と言う薬草が生える時期でもあり、そのカラスビシャククの地下茎が「ハンゲ=半夏」と言う漢方に使われる物で、これが生えると言う所から「半夏生」! 
ですから読みは「はんなましょう」ではなく「はんげしょう」が正しく、意味は梅雨が終わり、これから「ナッツー」と言う、夏が半分?「当たらずとも遠からず」?
この「半夏生」ですがよく「夏至や冬至、秋分、春分、啓蟄など・・・」と言う二十四節気とは別に、それよりももっと細かく暦を表した「七十二候」と言われる物の一つです!  日本の国のこういった物って、ほとんど自然とか普段自分たちの生活の事が目安になって決められ、伝えられているのが多いですよね!  そんな時代からは何百年もになっているので、ずーっと以前この「半夏生」を境に夏が・・・、だったのでしょうが、現在はそれよりも二十日近くもずれてで・・・、またその暑さも比べ物にならないほどに・・・?  何百年も前でなく、私が小さなときでもこれほどの暑さってなかった、その証拠にそのころ家に「エアコン」なんて着いていたお家がなかったように思います!  みーんな、暑い時は扇風機とうちわ・・・ですよね? お仲間のみなさま・・・?
なんなの? と言う感じ今日の昼間も蒸しアッツ―! こんな日は特に「熱中症」に注意ですよ!
東京都の監察医務院の調査では熱中症でなくなった方の9割が屋外でなく「屋内」だったそうです、外でなく家の中に入るから大丈夫と高を括っていると、意外と暑さになれてしまい感じにくくなり、エアコンもつけずに安心していると、気が付かないうちに脱水が進んで力が抜け、倒れたり・・・と!
まだ真夏でないし、家にいるからだいじょう!なんて思っていないで今日の様に蒸し暑くてなんて言う日には温度調節をする意味でも「エアコン」が有れば点ける!  その証拠に先ほどの監察医務院の調査でも、お亡くなりになった方の半分のお家には「エアコン」が設置されていたにも関わらず、その86%の方はその時には使われていなかったそうです! まさにザンネン!では
今週もまだ梅雨は終わったおりませんが、気温が上昇するとの予報が出ていります、くれぐれもエアコンや扇風機などの温度調節を、そしてお水は意識的に飲むように心がけましょう!
ちなみにですが、今日の「半夏生」の名前の由来「カラスビシャク」の球茎の「ハンゲ」ですが、日本国内の北海道から沖縄まの畑などに生えており、その根を乾燥したものを使うのです、効能は痰を取り除いたり、吐き気を鎮めたり、不眠などで漢方薬の生薬の一つとして使われます!
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