今日も朝から穏やかで暖かな一日でしてね、でも夕方や夜はまだなんとなくチョット暖房が・・・? なんて少し肌寒い様な感じではありませんか・・・? えーっ、これも私だけ?歳のせいですか・・・?
季節も今日は二十四節気の「穀雨」と言い、田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨が降るころとなっており、次の「立夏」になる直前が「八十八夜」に当たります! 「穀雨」まさに穀物の成長を助ける雨の事ですが、昨日知り合いの方から頂き物をしました! それはよく「雨後の筍」と言う丁度いまの時期になる「タケノコ」です!
だいぶ以前に、お家に竹やぶのある友達がおりまして、当然なのですがほっておくとみんな「竹」になってしまうので、小さいうちに堀に来てくれと言われ行って事がありました! これ意外と大変なのですよ、それ専用のスコップのような物が有り、それで竹の根を切りながら掘っていく、もちろん掘るのは見えていない様な小さな物! でも、これをみつけるのも大変で、頭のあの穂と言うかチョットとんがっているのを見つけ、その周りから少しずつ掘る、途中で折らないように・・・! まだ先が少しの物はさすがに柔らかく、白っぽいのです、これが「旨い!」 でも、なかなか分からない・・・!
そんな丁度旬の物ですよ、なんたって自分で苦労してない所がいい! そしてこれ「タケノコの里」と言ってもあの「きのこの山」でも有名なお菓子のメーカーの物でなく、本物の「タケノコの里」タケノコの産地「京都」の物でした、そしてそこに添えられている説明には、なんでも「竹藪一面に肥料を撒いて、その上に藁を敷き、さらにその上に粘土質の土を薄く広げ」と言う大変な竹やぶで作られたものだそうで!
それを丁度いまの時期の早朝に頭が出るか出ていないかの物を掘っている物で、なんと「アク=えぐみ」がないのだそうです、普通ですと以前から「タケノコを掘りだしたら、お湯を沸かして置け」と言われており、掘ったタケノコはまず下ごしらえに「米ぬか」を入れるこれは常識・・・? これはもちろんあの「えぐみ」を取るためですが、実はあれ「アク=えぐみ」を抜いているのでなく、感じなくしていたってご存知でしたか?
あの「えぐみ=アク」ですが、正体は「シュウ酸」と言われる物で、お米の糠の中に入っている「カルシウム」と作用して「シュウ酸カルシウム」となり「えぐみ」を感じなくしていたと言う事なのです・・・!
実はあの「シュウ酸=アク=えぐみ」ですが、お水にさらしておくと溶けて流れていくのですが、そうするとタケノコの旨みも「溶けて流れてみな同じと・・・」何か歌の文句のように・・・? なのでその旨みを逃がさないように「感じなく」している! その為に「米ぬか」ですし、ない時は「お米のとぎ汁」なんです!
ところが今回頂いた「筍さん」ですが、色白でみずみずしく、さらに「アク抜き」をしなくても良いと・・・? こりゃー、本当にあく抜きせず頂いてみましょう! もしも、これ違ったらここでご報告しますね・・・
ただこの「タケノコ」ですが、一見栄養なんてなーもないように・・・? でもですよ地球上で無駄な物なんてないのです! なんたって「食物繊維」が非常に多いのですよ、でもコレは「栄養素」にはならないのでは?とお思いでしょ、それは古い! 現代はですね「炭水化物、タンパク質、ビタミン、脂質、ミネラル」と言う今までの5大栄養素に加え「第六の栄養素」として「食物繊維」は摂取基準も設けれているのですから! もちろん大事な栄養素!
他にもアミノ酸の「チロシン」やカリウムなども入っていて高血圧の予防、またチロシンはドーパミンなどの神経伝達物質の原料にもなるので、脳の活性化などにも効果があり、これからの「五月病」なんて言われる物にも良い! まさにこの時期にあり、「旬」を頂くと言うのも自然の巡り合わせではないでしょうか!
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