風呂敷文化!

今日も冬っぱれ! まず「これなーんだ?」

何だとお思いですか? えー、すぐにお分かりになりますか? ふーん!
もちろんこれは「ひつじ」と言うのは、ほとんどのみなさまお分かりになると思いますが、ではこれは何に書かれている物だと?
先日も「日本人のラッピング」が海外で話題にと書きましたが、つい先日頂いた箱の上の「熨斗=のし」に書かれていたものでした、でも最初頂いて包装紙を開けて時に見た時には一瞬なんだか分からなかったのですが、なるほど見ていると「ヒツジ」だ!
輪郭が描いていないのでチョット見は分からないかもしれませんが、なかなか感心する私的に「おしゃれな」ものに・・・! こうやって見るとじゃー、ほかの干支は?と思いませんか?
地方では有名なお菓子屋さんらしいのですが、お菓子屋さんという事は当然今年だけの「ヒツジ」ではないでしょう! 去年の「うま」は?あるいは「龍」は? 同じように正面の顔を表しているのならば「ヘビ」は? 来年の「サル」はなんとなくわかる様な気がしますがその次の「とり」は?顔が小さく、目にしても口にしても寄り過ぎているのをどの様に? と思いませんか? 是非、できればぐるっと一周「12年=十二支」いただけないかなー!と思ってしまいました・・・!  チョットずうずうしいですか?
やはりそんな包装からこだわると言うのはやはり「日本人」だからですか?
これって元はきっと昔からある、日本の「風呂敷の文化」ではないですかね? 確かに今は中々持っていて、これを使うという事は少なくなりましたが、でもひそかには結構人気がありいろんな種類の物、柄の物が出ており、風呂敷の専門のお店もあるとか?
先ほど言ったように「元々」と言ってもその起源ははっきりしないらしいですが、あの「正倉院」の中にそれらしいものがあるとか? ただ「風呂敷」としてはっきりしているのは「室町時代の末期」に大名がお風呂に入る時に床にこの「風呂敷」を広げその上で脱いでその着ていて物を包んだものが最初らしいと・・・!
その後江戸時代になりお風呂屋さんの普及と共に庶民も使うようになり「風呂敷」として広く使われるようになったそうです、そして大きさも多種出来てその強度を上げるために「刺子」なども入れたオシャレな物も作られ、大きい物は布団等を包める「大風呂敷」なんてものも・・・!
「大風呂敷」と言えば今でもそのものの大きさから、人が話す内容がどーも「マユツバ物」の大きなことをたとえて使われることも有りますよね!
そんな便利な物も明治になりヨーロッパから「鞄」が入ってくるようになり利用する機会が減ってあまり見ることが無くなって様ですが、でもここでまた環境問題が取り上げられる様になり静かな人気が出てきたようで、そういえば今でも漫画などで見かける昔の「泥棒さん」まず「風呂敷」でそれも「唐草模様」!  でも今の漫画でなく「サザエさん」などの昔のものか?
でも、確かに手ぶらの時には小さくしてポケットに、いざ大きいのもや沢山の物があれば「大風呂敷」で! 考えてみれば便利な物ですよね!
ひとつ、オシャレな物か昔からの「唐草模様」の物探して、衰退した原因の「鞄」に入れておきましょうか!
現代、特にこの寒い冬に大事な物「マスク、手洗い、うがい」に「急の寒さにウルトラダウン」そして「急の荷物に風呂敷」、みなさまも如何・・・?
地域の「かかりつけ薬局」の「サン薬局」です!